実験うさぎさんの里親募集において、よく質問される事項についてまとめてみました。
他にもご質問をお寄せいただければ、答えられる範囲で掲載したいと思いますので、ご連絡ください。
ここに記載した回答は、あくまでも管理人の私見によるものなので、過信しないようにお願いいたします。
一つの参考意見としてお読みいただければと思います。
Q ここで里親募集しているうさぎはどのような実験に使われていたのですか?
A 医薬品・医療機器(コンタクトレンズや透析チューブ、手術に使う器具・器材など)や
農薬、化学物質などの安全性を確認するための実験に使われていました。
農薬、化学物質などの安全性を確認するための実験に使われていました。
具体的にはそのときどきで異なるので、個別にお問い合わせください。
Q 実験に使われていたということで、投与されたお薬の影響や後遺症はないのですか?
そのせいで寿命が短くなることはありませんか?
A 里子に出しているのは、いずれも投与の影響がなかった子たちです。
殆どが短期の実験(投薬は1回だけ)に使われた子たちですので、その時点で
何もなければ、その後の影響については、まず心配はありません。
また、実験には必要数プラスアルファの動物を購入することから、実験に使われ
ないままの子もいます。
また、実験には必要数プラスアルファの動物を購入することから、実験に使われ
ないままの子もいます。
ダッチについては、複数の獣医師から「実験のダッチは長生きの子が多い」
という話を聞いております。
中には悪性腫瘍で7,8歳で亡くなる子もいますが、概ね10年以上は生きるようです。
我が家のダッチの長寿記録は14歳6ヵ月です。
中には悪性腫瘍で7,8歳で亡くなる子もいますが、概ね10年以上は生きるようです。
我が家のダッチの長寿記録は14歳6ヵ月です。
ジャパニーズホワイト(以下JW)については、残念ながら、体が大きい分
寿命が短くて、我が家の記録では8歳9ヵ月~9歳3ヵ月です。
Q 動物実験に使われていたということで、虐待されていたのではないかと心配です。
A ラボでは、経験豊富なうさぎ好きのスタッフによりお世話されていました。
仕事に余裕があるときには遊んでもらったりもしていますので、
フレンドリーな子が多いです。
Q 実験のウサギは体が弱そうな気がします。
A ダッチはSPF動物といって、クリーンな環境下で繁殖・生育された子たちです。
生まれてからラボにいる間は常に22℃の一定温度の部屋で飼育されていました。
そのため、若干抵抗力が弱いです。
元々はパスツレラなどの病原体フリーの動物ですが、逆に免疫力が低いともいえ、
同居のうさぎさんが感染症を持っている場合はご注意ください。
同居のうさぎさんが感染症を持っている場合はご注意ください。
ブリーダーでは生後1ヵ月程度で親うさぎから引き離すという話もあり、まれに
腸内細菌叢が完全ではないと思われる子がおります(軟便が多いなど)。
その場合は、他のうさぎの糞を食べさせると良いそうです。
また、ペレットによっても軟便になりやすかったり、なりにくかったりがあるそう
ですので、お腹の不調が多い子はいろいろ試してみると良いようです。
JWはコンベンショナル動物といって、通常の管理下で生育したうさぎです。
そのため、まれに軽度の斜頸や首振りなどの神経症状が見られる子もいます。
里子に出す際には、そのような可能性の低い子をお選びしています。
ただ、環境の変化に弱いようで、お迎えいただいた後すぐに神経症状が出てしまう
ことがあります。その際は大変申し訳ございませんが、すぐにエンセファリトゾーン
及びパスツレラの治療を受けさせてください。
ことがあります。その際は大変申し訳ございませんが、すぐにエンセファリトゾーン
及びパスツレラの治療を受けさせてください。
Q 不正咬合はありませんか?
A ダッチは歯質の良い系統らしく、不正咬合を見たことはありません。
ただ、多少歯並びが悪い子はおりますので、定期健診で確認されることを
お勧めします。また、高齢になると歯科処置が必要になる場合もあります。
JWは、不正咬合になる子が多いです。
歯科処置のできるかかりつけ医が必要です。
Q 健康管理上、気を付けた方が良いことはありますか?
A 基本的には普通のうさぎさんと変わりませんが、ダッチはメンタル的に弱い子が
多い気がします。
暑さ、寒さ、環境変化などに加え、飼い主さんが忙しくて構ってあげられない時に
体調を崩すことがあります。
うっ滞を起こしたときは命に係わるので、すぐに病院に連れて行ってください。
Q 去勢・避妊手術はした方が良いですか?
A 女の子については子宮系の疾患を予防するため、若くて体力のあるうちに避妊手術
をしてください。
をしてください。
病気になってからでは手遅れの場合もありますし、皮下脂肪が厚いと手術
できない場合があります。
男の子については、スプレーやつきまといなどの問題行動がなければ、
手術の必要はありません。
3歳を過ぎれば落ち着きますので、我慢できるレベルであれば、
そのままで良いかもしれません。
ただ、元気が良すぎる子は、怪我の防止のため去勢手術をした方が良い場合も
あります。
多頭飼いの場合は、全頭去勢・避妊してください。
予め避妊・去勢した子をご希望の場合は、相談に応じます。
(手術費用・交通費などの実費のご負担はお願いいたします)
費用的な面で悩むこともあるかと思いますが、ウサギさん代だと思って
手術費用を出してあげてくださいとお願いしております。
Q 近くにうさぎを診られる動物病院がありません。
A 個体差もありますが、片道2-3時間くらいは許容範囲かと思います。
遠くてもウサギに精通した病院があれば、いざという時に頼りになります
ので、一度健診に行ってカルテを作っておくことをお勧めします。
常備薬(プリンペランなどのお腹の薬)をもらっておけば安心なので、
相談してみてください。
補液などの応急処置は一般の動物病院でもできますので、近場でも何軒か
当たって、ウサギの扱いがうまそうな病院を見つけておいてください。
病院を探す場合は、以下のサイトも参考になります。
ただし、ネット情報は不確かな部分も多いので、実際にうさぎを飼っている人や
ペットショップなどで聞いた方が確実です。
こちらにお問い合わせいただければ、わずかではありますが里親さま方から
お聞きした情報もございますので、お伝えできることもあるかもしれません。
Q 家族にうさぎアレルギーの人がいますが、お迎えできますか?
A 軽度であれば空気清浄機を置いたりアレルギー薬を服用するなどでしのげるかも
しれませんが、お迎え後悪化する可能性もあり、重症化すると命に関わりますので、
申し訳ございませんが譲渡は控えさせていただきます。
しれませんが、お迎え後悪化する可能性もあり、重症化すると命に関わりますので、
申し訳ございませんが譲渡は控えさせていただきます。
Q 乳幼児がいますが、うさぎをお迎えしても大丈夫ですか?
A 大丈夫です。ただし、神経過敏な子や噛み癖のある子は不向きなので、譲渡する
子はこちらで選ばせていただくかもしれません。
子はこちらで選ばせていただくかもしれません。
Q 犬や猫を飼っていますが、うさぎをお迎えしても大丈夫ですか?
A 犬猫さんの性格や飼育環境も影響すると思いますので、個別にご相談ください。
Q 学校うさぎさんとして譲っていただくことは可能ですか?
A JWはお譲り可能ですが、飼育環境や休校日のお世話の態勢、災害発生時、病気や
高齢になったときの対処などについて確認させていただきます。
高齢になったときの対処などについて確認させていただきます。
経験上、公立の学校は難しいです。
Q ケージはどのくらいの大きさのものが良いですか?
また、お勧めのケージはありますか?
A ダッチは80cmサイズのものがお勧めです。
高さと奥行きがある方がレイアウトの自由度が広がります。
部屋んぽする時間を長くとれる場合は60cmサイズでも構いません。
ただ、最初は60cmサイズのケージを準備されていても、里親さまご自身が狭く感じて
結局、大きいケージに買い換えたという話をよく聞きます。
高さと奥行きがある方がレイアウトの自由度が広がります。
部屋んぽする時間を長くとれる場合は60cmサイズでも構いません。
ただ、最初は60cmサイズのケージを準備されていても、里親さまご自身が狭く感じて
結局、大きいケージに買い換えたという話をよく聞きます。
Q サークル飼いにしようと思います。 注意点はありますか?
A うさぎ用ではなく、犬用の頑丈なサークルをご準備ください。
ダッチでも、うさぎ用サークルはなぎ倒しますので危険です。
必ず、天井もつけてください。ジャンプして脱走します。
ダッチでも、うさぎ用サークルはなぎ倒しますので危険です。
必ず、天井もつけてください。ジャンプして脱走します。
Q 室内で放し飼いにしようと思います。
前の子も放し飼いでした。
A どのように飼うかは里親さまの判断で構いませんが、最初は必ずケージをご準備
ください。
実験用の小さなケージで暮らしていた子ですので、ケージがないと逆にうさぎさんが
不安になります。
うさぎさんにとって、ケージは安全地帯でもあります。
ください。
実験用の小さなケージで暮らしていた子ですので、ケージがないと逆にうさぎさんが
不安になります。
うさぎさんにとって、ケージは安全地帯でもあります。
Q 室温は何度くらいがいいですか?
A 人間が快適に暮らせる温度で構いません。(冬は15℃以上、夏は27℃以下)
Q 家にエアコンがないのですが、大丈夫でしょうか?
A ご自身のため、そして、うさぎさんのためにエアコンを設置してください。
Q 外で飼いたいです。
A ダッチは外飼い不可です。
JWは、外敵(人間を含む)の侵入できない、暑さ・寒さ・風雨をしのげる頑丈な
小屋があり、体調不良時や高齢になった際には屋内に移動させていただけること
が確認できればOKです。
ただし、保護主の希望としては室内飼育していただきたいです
(お外は遊ぶときだけに)。
JWは、外敵(人間を含む)の侵入できない、暑さ・寒さ・風雨をしのげる頑丈な
小屋があり、体調不良時や高齢になった際には屋内に移動させていただけること
が確認できればOKです。
ただし、保護主の希望としては室内飼育していただきたいです
(お外は遊ぶときだけに)。
Q ペレットはどこのメーカーのものを準備すればよいですか?
A うさぎ専門店(通販で可)をいくつかのぞいてみて、共通して扱われているものの
中からお選びいただくといいと思います。
判断できない場合はご相談ください。
ホームセンターなどで扱われている安価なものは避けていただきたいです。
中からお選びいただくといいと思います。
判断できない場合はご相談ください。
ホームセンターなどで扱われている安価なものは避けていただきたいです。
Q 近くのお店で売っている牧草は、回転が悪く品質が心配です。
A 牧草はなるべく品質の良いものを選んでください。
ダッチでも牧草はたくさん食べますので、通販も視野に入れてください。
ダッチでも牧草はたくさん食べますので、通販も視野に入れてください。
Q ペットシーツは必要ですか? 猫砂でも代用できますか?
A 個人的にはペットシーツはあった方が便利だと思います。
(トイレ外でしてしまうことも多いので)
誤食防止を徹底していただければ猫砂でもいいと思いますが、うさぎには
うさぎ用を買った方が防臭効果はあるのではと思います。
(トイレ外でしてしまうことも多いので)
誤食防止を徹底していただければ猫砂でもいいと思いますが、うさぎには
うさぎ用を買った方が防臭効果はあるのではと思います。
Q お水は給水ボトルの方が良いですか?
ボトルのサイズはどのくらいがいいですか?
A 器でもボトルでも構いません。
ただし、高齢になったら器に変える必要があるかもしれません。
ボトルサイズは目安として、ダッチは350mL以上、JWは500mL以上です。
ただし、高齢になったら器に変える必要があるかもしれません。
ボトルサイズは目安として、ダッチは350mL以上、JWは500mL以上です。
Q 通院やお出かけ用にキャリーを買おうと思います。 どんなものがお勧めですか?
A ダッチはハードタイプがおすすめです。
布製だと囓って穴を開けたり、ファスナーをダメにしたりします。
JWは育ちきってから購入することをお勧めします。
(お迎え当初は大丈夫でも、成長して使えなくなることが多いので)
布製だと囓って穴を開けたり、ファスナーをダメにしたりします。
JWは育ちきってから購入することをお勧めします。
(お迎え当初は大丈夫でも、成長して使えなくなることが多いので)
Q おもちゃは必要ですか?
段ボールハウスなどは齧ったものを飲み込んだ場合、危なくないですか?
A ボールやわらっこのおもちゃが好きな子は多いです。
段ボールを囓ることも好きですが、お腹に入れてしまう子は使用を避けて
ください。
段ボールを囓ることも好きですが、お腹に入れてしまう子は使用を避けて
ください。
Q JWは体が大きいので食費が心配です。 たくさん食べますか?
A 体重に比例してたくさん食べます。
病気をしたときのお薬の量も体重に比例しますので、ご考慮ください。
病気をしたときのお薬の量も体重に比例しますので、ご考慮ください。
Q すでにうさぎを飼っていますが、ダッチも可愛いのでお迎えしたいです。
A オス・メスの組み合わせならうまくいく可能性もありますが、仲良くならなくても
いいと思ってお迎えください。Q お迎え後、近況報告は必要ですか?
A していただければありがたいですが、必須ではありません。
多忙によりお返事できないこともありますが、その際は申し訳ございません
がご容赦ください。
多忙によりお返事できないこともありますが、その際は申し訳ございません
がご容赦ください。
Q お迎え直後に気を付けることはありますか?
A あまり構い過ぎると不調になる子がいますので、その場合はしばらく外出
するなどして、そっとしておいてください。
甘えん坊のかまってちゃんは、思いっきり可愛がってあげてください。するなどして、そっとしておいてください。
Q お迎えしたのですが、噛まれます。
A 根気よく信頼関係を築いてください。
噛まれる理由があると思いますので、早めにご相談ください。
噛まれる理由があると思いますので、早めにご相談ください。
Q 緊急です。(ぐったりしている、怪我をした、etc)
A 可能であれば、かかりつけの動物病院に電話して指示を仰いでください。
自分でできる応急処置については、こちらを参考にしてください。